ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ(区画)がユネスコの世界遺産に登録決定:2015年7月
7月9日に行なわれた、世界遺産登録の為に尽力した人々が招かれた晩餐会に、フェニックス・ワイン・クラブのゼネラルディレクターのアントワン・ロメロも参加し、喜びを分かち合いました。
60000人以上を動員した働きかけと、8年以上の歳月を経て、2015年7月5日(土)、ついにブルゴーニュのクリマがユネスコ世界遺産に登録される運びとなりました!
コート・ドールに位置するグランクリュ街道には、シャンベルタン、ロマネ・コンティ、クロ・ド・ヴージョ、コルトン、モンラシェなど世界的にも有名なアペラシオンが連なります。グランクリュ街道があるコート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌなどには1247区画にも及ぶクリマがあり、ブルゴーニュワイン産地の多様性を実感することができます。また、古代ローマ人による最初のブドウの木が植えられた2000年前より、シトー派の僧侶、ブルゴーニュの公爵、そして現在のブドウ醸造家に至るまでの全ての世代における仕事の賜物が、素晴らしいブルゴーニュのワイン畑の風景を作り上げて来ました。
「私たちはこの地でワインよりも多くのことを培って来ました。それを表現するならば、この地の風景だけで表現できるものではありません。類稀で他には無い、長きに渡る豊かな歴史の全てがこの風景を創り上げたのです。」
ユネスコ世界遺産登録の指名をもたらした、ブルゴーニュブドウ畑クリマ協会のオベール・ド・ヴィレイヌ会長はこのように発言しました。
この認識は、既に文化的景観が世界遺産に登録されているコロンビアのコーヒー産地など他の土地における農業においても、ブルゴーニュのクリマと同様に、歴史的・文化的な要素がたくさん詰まっており、異文化間の対話を産むことが出来ます。
【ポレ・デ・クリマ】イベントは7月9日(木)にシャトー・ド・ムルソーの公園で行なわれました。プログラムは、ピクニックから始まり、クリマの異なるワインの試飲、ミュージカル、花火などが行なわれ、フェニックス・ワイン・クラブのゼネラルディレクター、アントワン・ロメロも夜の部に参加しました。
シャトー・ドゥ・サン・ジェルマンでの滞在、及び少人数でのプライベートな試飲会につきましては、年間を通して、クラブ会員のご要望に合わせて企画・開催することが出来ます。催行人数は最低8名から最高15名です。ワインツアーのためのミニバスも手配しています。ご希望の方は事務局までお問い合わせください。
**今後開催予定のイベントに関する全てのお知らせはこちらから**
メール:お問い合わせフォーム 又は m.restout@phoenix-wine-club.com
TEL: +33 (0) 3 85 42 51 75
【写真】シャトー・ムルソーで行なわれた晩餐会にてオベール・ド・ヴィレイヌ会長とアントワン・ロメロ